Prickly Forest Skink
Gnypetoscincus queenslandiaeGnypetoscincus = 弱いスキンク、高温と乾燥への耐性の低さより。
また小汚いのが出てきたななんて言われそうですが本種はオーストラリアのハペ屋には先のボイドドラゴンと共にテーブルランド熱帯雨林ことWet Tropicsを代表する爬虫類としてかなり有名なスキンクなわけです。
Prickly Forest Skink
Gnypetoscincus queenslandiaeこの個体ですが泥かぶってまして実際は頭部も黒色です。もっとわかりやすい個体を載せようかなとも思ったのですが、これはこれで本種の生態を表しているようでいいかなと。
で名前の由来となっているキールした鱗ですがこれは防御用ではなく水分を分散させる為であり実際防御には役に立ちそうもありません。こういうタイプの鱗は地中性の蛇ではたまに見られると思うのですがスキンクでは貴重かなと、僕の知っている限りでは。
生息環境も標高の高い熱帯雨林のみで朽木をひっくり返したりしたらたまに出てきます。
夜行性といわれていますが僕は昼間でも朽木の隙間から顔を出し待ち伏せている個体を数回見たことがあります。
どちらにせよ相当な日蔭者ですね。
Prickly Forest Skink
Gnypetoscincus queenslandiaeかなり昔は所謂クロコダイルスキンク
Tropidophorus属に含まれていたようですが今は独立してモノタイプになってますね。
まぁ両方
Sphenomorphusでしょうが。実際のところは
Eulamprusの
Tenuisグループに近縁だそう。
実際好きな人間以外には見向きもされませんが、スキンク好きとして熱帯雨林に適応したスキンクとしてボイドドラゴンやアメジスト以上に押さえておきたかった一種です。
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- 2011/02/02(水) 17:36:37|
- スキンク科 Scincidae
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| コメント:2
ゲッ!
これは素敵なモノですよ。このザリザリ感とプロポーションの良さと、顔つきは、ヨルトカゲ好きにはグッと来るものです。
ついでにSphenomorphus好きにも、笑。ボルネオで見たSphenomorphusはかわゆかったです。
Sphenomorphusは分類のゴミ箱的なタクソンと思っていましたが、蜥蜴界も最近は細分化が進んでいますね。どこもかしこも細かくなってきているので、ちょっと気を抜くとすぐ他分野で細分が行われていて大変です。
- 2011/02/04(金) 22:53:25 |
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- アダシノ #-
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≫アダシノさん
スキンクで夜行性ってだけで引きつけられてしまいます・・。
僕はSphenomorphusが一番好きですね。Egernia程の派手さは無いですが黒目がかわゆいです笑。
スキンクの分類は混沌としているようですが少しづつ論文とか漁って勉強してるところです笑。そういった少し踏み込んだところまで書いてある本でも出てくれれば助かるのですが。Lygosominae大百科とか笑、誰も買わないか。
細分化はオーストラリアでもここ数年凄まじいようで、フライングですが1,2ヶ月後にはクチバシヤモリの細分化の論文も出るみたいですよ。
- 2011/02/05(土) 21:26:42 |
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- Nyandful #-
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