Nyandfulな日々。

オーストラリアより、爬虫類・蟲 etc....

ネフる

P1190713_20110421214003.jpg レビレビ / ナメハダタマオヤモリ Nephrurus levis levis

えー下の記事の論文の件ですがリンク先のacraeoidesさんのご厚意によって無事手に入れることができました(acraeoidesさん、ありがとうございますぅぅ!!)

で、読んだ感想としてはやっぱり見たいねUvidicolus!!

まぁ何たって生息地がNew England Tablelandsなんて気の毒なほどアクセスが悪いうえ数自体もかなり少ないらしくRareだとかNear threatenedだとかいろいろ書かれてますね。

でもこうゆう標高の高い場所に生息する生き物ってなにか気品のようなものを感じませんか?日本だと例えばライチョウやイワナなどの渓流魚にコマクサなど派手さはないが繊細さや優雅さといいますか・・・

まぁ折角なのでタマオヤモリ属についてざっと。いつものように適当な上に日本語に注意だ!!不清生でソーリー。

- Carphodactylidaeは大まかにCarphodactylusグループ(Carphodactylus)、Nephrurusグループ(Nephrurus,Underwoodisaurus,Uvidicolus)、Phyllurusグループ(Phyllurus,Saltuarius,Orraya)にの3グループに分かれます。グループ間では①Carphodactylusグループを(Nephrurusグループ+Phyllurusグループ)の姉妹群もしくは②Phyllurusグループを(Carphodactylusグループ+Nephrurusグループ)の姉妹群にするかの2説がありこの論文では①を支持していますがHan.,et al(2004)などでは後者。

- ブログ内で使用している和名カワリオヤモリ科はHutchinson(2010)の直訳。模式属Carphodactylusの学名の意味は「小枝の指」という意味。

- Carphodactylidaeに最も近縁なのはイシヤモリ科ではなくヒレアシヤモリ科。なんだかねぇ。

- Nephrurus = 腎臓の尾

- Nephrurus内では"ラフ"ノブテール(N.amyae, N.asper,N.sheai, N.wheeleri)と"ソフト"ノブテール(N.levis, N.stellatus, N. deleani, N,laevissimus, N.vertebralis)に分かれさらに細かく"ラフ"ノブテール内でasper(N.amyae, N.asper,N.sheai)とN.wheeleri、"ソフト"ノブテール内で"ビッグ"テール(N.levis, N.stellatus)と"ショート"テール(N. deleani, N,laevissimus, N.vertebralis)にグループ分け出来る。

- Bauer(1990)は"ラフ"ノブテールと"ビッグ"テールはオーストラリアに広がっていた多くの湖(e.g.Lake Eyre)によって北と南に分かれたと指摘していますがこの辺は僕自身の知識不足もありまだはっきりとはわかりません。

- "ラフ"ノブテールは主に岩場に生息するが(特にasperグループ)岩場に生息する多くの他のタクソンについてもいえることだが乾燥地帯においてこういった岩場(特に西部、中部の山岳地帯)は中新世に繁栄していたタクソンにとって砂漠化からの避難所になりこの環境に依存する生物の多くはある意味レリックと呼べるそう。これは主に西部、中部の山岳地帯には渓谷が多く水場があり砂質の環境より高温を避ける場所が多く、植物相でも中間的であることから。

- "ソフト"ノブテールが現れたのが1460万年~670万年前と思われこれはオーストラリアで乾燥化がはじまった1000万年~600万年前とある程度重なっている。砂質の環境に適応した"ソフト"ノブテールはその砂漠化に伴い分岐し分布を広げていったと思われる。Nephrurusのように中新世の中~後期に属レベルの分岐が起き鮮新世に種・亜種レベルに分岐したというのは他の多くの豪州砂漠系タクソンにも見れるパターン。

- まぁつまりは写真のレビレビなんかはNephrurus、ひいてはCarphodactylidaeとしてはかなり派生的な部類。

- そして結局未だこのタマオの機能はまだよくわかっとらんみたい。





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  1. 2011/04/21(木) 20:47:36|
  2. カワリオヤモリ科 Carphodactylidae
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ノーザンリーフテイルゲッコー

うへぇ、センスの感じられない写真だ・・。
Northern Leaf-tail Gecko Saltuarius cornutus Northern Leaf-tail Gecko Saltuarius cornutus

所謂リーフテイルゲッコーとしては他にもPhyllurus属が知られるがやはり本命はこちらではなかろうかと。まぁOrraya occultaなんてのもいるが、あれは別次元の生き物だし。

 Northern Leaf-tail Gecko Saltuarius cornutus
トゲトゲ。

生態に関してはかなり見たまんまなので書くことはないかな・・。
少し意外だったのが趾下薄板が本属にはないこと。樹上性のヤモリとしては珍しいかもしれない。

本種はオーストラリア北東部のアサートンテーブルランドという地域に固有の種でこの地域の熱帯雨林はかなりの数の固有種、それも海岸沿いとは比べ物にならないほど魅力的な種類が多いです。まぁこの事についてはまた別に書こうかな。

Northern Leaf-tail Gecko Saltuarius cornutus Northern Leaf-tail Gecko Saltuarius cornutus

完璧な完全尾。形も異様だが、それよりもトゲトゲが凄まじい。
本種の再生尾はまたかなり印象が異なるので、そのうちアップしたいと思います。

Northern Leaf-tail Gecko Saltuarius cornutus Northern Leaf-tail Gecko Saltuarius cornutus

虹彩もなかなか・・。この個体を見たときはイレギュラーなものかと思ったが、これが普通らしい。一体何の意味があるのだろうか。

Northern Leaf-tail Gecko Saltuarius cornutus Northern Leaf-tail Gecko Saltuarius cornutus

なにはともあれ絵になる蜥蜴ですね。素晴らしい。
歪な外見ばかりに目が行くかもしれないが、本種は豪州産イシヤモリの最大種であり僕としては大きさの方がびっくりでした。他の人にも一度生でその迫力を味わってもらいたいものです。
  1. 2010/10/03(日) 20:54:08|
  2. カワリオヤモリ科 Carphodactylidae
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ナメハダタマオヤモリ

ナメハダタマオヤモリ (ノブテイルゲッコー・レビレビ) smooth knob-tailed gecko Nephrurus levis levis ナメハダタマオヤモリ (ノブテイルゲッコー・レビスヤモリ Smooth knob-tailed gecko Nephrurus levis levis

レビレビだぁぁぁぁぁー!!!!!!

実習先の大本命で6週間探し続けたけど見つからず諦めかけていたら何と帰る2日前に発見というミラクル!!
嗚呼これだからフィールドはやめられねぇ。

てか試しにロゴ入れてみたが最悪だな・・。

ナメハダタマオヤモリ (ノブテイルゲッコー・レビレビ) smooth knob-tailed gecko Nephrurus levis levis ナメハダタマオヤモリ (ノブテイルゲッコー・レビスヤモリ Smooth knob-tailed gecko Nephrurus levis levis
記念すべき一枚目(近づいてから)。

レビレビという事でザっとこの時の生息地等を。
見つけたのは小型のユーカリ(Mallee)がまばらに生えるSpinifex帯でやはり砂地にしか生息しないようです。そこいら中に穴があいてますがサソリ等の無脊椎の穴よりはデザートスキンクの穴のようなスペースに余裕のあるものを好むのではないでしょうか。
時間は約10時半、ちなみに日の入りは9時半ぐらい笑。気温は28°程だったかな?ここは生息地のほぼ南限ですが内地は基本的に冬は相当冷えるのでやはり活動は夏季に限られてくるのではと。
餌ですが真っ先に目につくのが以前アップしたキイロスナサソリ、ハシリグモやコモリグモのような中型グモでしょうか。更にはクチバシヤモリやビーズヤモリ Beaded Gecko Lucasium damaeumのような他の優先している小型種もメニューにはいっているでしょう。

ナメハダタマオヤモリ (ノブテイルゲッコー・レビレビ) smooth knob-tailed gecko Nephrurus levis levis ナメハダタマオヤモリ (ノブテイルゲッコー・レビスヤモリ Smooth knob-tailed gecko Nephrurus levis levis

ネコか、それともToyか。
撮りながら思ってたんだけどなんというか野生個体のくせに背景と合わない。こんなのは初めて。

P1080086.jpg ナメハダタマオヤモリ (ノブテイルゲッコー・レビスヤモリ Smooth knob-tailed gecko Nephrurus levis levis

再生尾だがまー逆に珍しいのかもね。
しかし和名が多すぎる。スベスベタマオヤモリってアンタ・・。統一する気がないのならせめて学名を後ろにつけるべきだろう。いや寧ろその辺が犬猫と違った両爬や魚のおもしろさではないのか。
  1. 2010/03/24(水) 23:37:27|
  2. カワリオヤモリ科 Carphodactylidae
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