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原始的な危うさ

P1130209.jpg Nactus cheverti
有鱗目としては最も起源が古い系統の一つであるヤモリ類。しかし原始的と呼ばれることはほとんどない。

実は僕は'原始的'というフレーズが実はあまり好きではないわけです。

というのも原始的という表現はかなり曖昧で、何と比べて原始的とするかによってかなり意味が異なってくると思うのです。
例えば肺魚というのは明らかに原始的なタクソンですが、ネオケラに比べると南米・アフリカ肺魚は派生的ですよね。野生動物というのは選択圧の程度の差はあれど、常に生存競争の中にいるわけですからまったく変化していないというのはほぼあり得ないはずですし、派生的な形質と祖先的な形質が入り混じる中でどこまで原始的と呼んでいいのかが僕自身いまいち掴みきれていないのです。

またとにかく原始的とつければハクが付く、といった風潮もいただけない。
例えばAspiditesはピット器官を持たないことから原始的と言われることもあるようだがあれは変温である爬虫類に特化した故の特徴であり、むしろ派生的である。そもそも豪州にパイソンがアジアから渡ってきたのが割と最近の出来事であり乾燥地に適応したAspiditesが一番原始的だというのもおかしい。

僕が中学生の頃、教科書にイリオモテヤマネコが原始的なネコ科の動物だと書かれていた記憶があるがその説はその頃には既にかなりはっきりと否定されていたハズであり、イリオモテヤマネコを特別に見せたいが故に原始的であるとされていたようでした。

もちろん所謂原始的な生き物は僕は好きです。ただ原始的という意味を本当の意味で理解できていないのが、もどかしいわけです。

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  1. 2012/01/15(日) 23:23:43|
  2. 雑記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

リバースしていないと思われる祖先的な形質や形質状態を残している分類群と、いわゆる“原始的”な分類群とはちょっと意味合いが違いますよね。もちろん原始的とされるものにはそういった形質が多くみられるのは当然ですが。
ツリーの基部に位置していて、進化ステップも少ないか、ほとんど無い様な単系統群は、まぁ原始的と言っても良いのかもしれませんね。絶滅したグループまで考慮しなけりゃなりませんし、どこのノードに基準をとるかにも拠りますが。

似たような感じで、evolutionという単語もあんまり安易に使いたくないなぁと思っている今日この頃です。
  1. 2012/01/17(火) 22:27:49 |
  2. URL |
  3. acraeoides #aCXfCcIc
  4. [ 編集 ]

≫acraeoidesさん

≫ツリーの基部に位置していて、進化ステップも少ないか、ほとんど無い様な単系統群

確かに一番説得力がありますね。系統関係も毎年のように変化しますし、現状ではかなり使えるタクソンは限られそうですが、確実ですね。

ある程度の予備知識がある人間が使うならわかりますがメディアやらペット関係者やらが簡単に使うのは抵抗がありますね。

≫evolution
本質を考えると弊害の多い単語ですね。僕も日本語では使いません(英語では・・苦笑)。
現状では’適応’がやはり無難でしょうか。しかしそれでも全ての状況に使えるわけではないですし、難しいですね。
  1. 2012/01/18(水) 01:52:50 |
  2. URL |
  3. Nyandful #-
  4. [ 編集 ]

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